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無理を承知で受検勉強をした子の悲劇~親のエゴでこどもは不幸になる~【教育(小学生)】

2019年3月27日


前回の記事はこちら→都立(公立)中高一貫校受検とその対策時期

 

実際、都立中高一貫校受検を希望される方は毎年います。

ただ、お子様の能力的に難しそうであれば、その旨をお伝えした上でお断りをしています。

 

ひどいですか?

 

可能性が限りなく低いのに、それを言わずに無駄に近い努力をさせ、年間50万以上も払わせるほうがよっぽどひどいと思います。

実際、都立中高一貫校に合格できる子は、平均してクラスに1人いるかどうかです。

それを踏まえたうえでもなお、都立中高一貫校受検を希望されるのであれば、こちらとしては少しでも合格の確率を上げるため、尽力するのみです。

 

そういう方が過去に1人だけいらっしゃいました。

一度断った理由は、前回の記事でも書いた以下の条件

大して対策しなくても受かるレベルではないけれども、そこそこの能力を持っている子。

目安として、

・学校のテストで90点以上をコンスタントにとれている子

・読解、作文が嫌いではない子

これに当てはまるどころか、

・学校のテストはよくて80点、平均50点くらい

・読解・作文が大嫌い

・すでに6年生(6月頃)

という状態…

 

受かったら奇跡です(^^;

 

今から都立中高一貫校に受かろうと思ったら、もう基礎をやっている時間はありませんから、いきなり実践レベルのことをしていかなければなりません。

しかし、学校の勉強が満足にできていない、読解・作文が大嫌いな状態で、それができるとは思えません。

何より自分のレベルからかけ離れたことをやる苦痛をお子様に課すことになります。

やっていることが理解できない。

時間をかければ理解できるかもしれないが、そんな時間的余裕はない。

全てのことを投げ打ったとしても、合格できる可能性は0に近い。

そこまでやって合格できなかったときのお子様のメンタルはどうなってしまうのか?

むしろ小学校の基礎を固めて中学準備をするほうが賢明です。

大体こんな感じで話をしました。

 

それでも保護者の方は引かず…

 普通ここまで言ったら諦めるか他塾を探します。

でもそうしなかったんです。

(;´д`)なんでだー?

 

そこまで言うのならと、引き受けました。

 

が、想像以上に難しい…

 

試しに実践レベルの問題を解いてもらいましたが、1問も解けず…

練習してないし仕方ないか(^^;

もう少し難易度を下げないとだめだな…

学校の基礎問題から確認しよう。

お、書いてる書いてる!

ちょっと時間はかかるけどちゃんと書いてる!

ぜんぜん合ってないΣ(´д`;)

 

作文ならどうだ?

まずは題材集めから!

「褒められて嬉しかったこと」を箇条書きで何個か書いてみよう!

1文字も書けず固まる(;´д`)

 

後日面談で上記の件を話し、受検は諦めて小学校の基礎固めをするべきだと保護者の方に伝えたのですが、それでも引かず…

 

その後の勉強は、その子にとって苦痛でしかなかったと思います。

1ヶ月くらいして再度面談をし、改めて受検は諦めて小学校の基礎固めをするべきだと保護者の方に伝えました。

お子様が苦しんでいるということも伝えましたが、そんなことはない!の一点張り…

結局他塾で受検対策をするということになりました。

 

これは極端な例かもしれませんが…

なんのために受検ってするんでしょうか?

正しい努力をさせず、こどもを苦しませて得られるものがあるでしょうか?

親のエゴでこどもを振り回すようなことがあってはならないです。

 

当然、親としてこうしていってあげたいという想いがあると思います。

だったらそれをしっかり話してこどもに理解してもらう。

そしてちゃんとこどもの話も聞いて、こどもが何をしたいのかを知ること。

そのうえで双方が納得できる着地点を見つける。

 

これをせずに、ただ偏差値の高い学校に合格するために、進学塾に通わせて勉強しなさいと言う…

こどもは納得できないまま、でも逆らうこともできず日々つらい勉強をしていく…

こうして、たとえ志望校に合格しても、燃え尽きて失速していく子たちを嫌というほど見てきました。

志望校に合格すらできずに、勉強嫌いになってしまう子たちも…

 

逆に志望校に合格できなかったけれども、明るく勉強を続けている子たちもたくさんいます。

そういう子たちは高校受験でほぼ志望校に合格しています。

 

今後受検(or受験)を考えているご家庭がありましたら、お子様としっかり話をしてください。

そして、決してお子様だけが孤独にがんばるのではなく、保護者の方も一緒にがんばってください。

それができたら、大げさではなく、明るい未来が待っていると思います。

 

 


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